自己破産とは?
悩んだ末に、債務整理の相談にいらっしゃったお客様に対して、自己破産を勧めたところ、どうも「破産」という言葉の響きに驚かれるせいか、拒否反応を示す場合が少なからずあるようです。 確かに、「破産」という言葉の持つイメージというのは、どうしても暗い感じだし、ネガティブにとらえられがちなのかも知れませんが、昔とは違って現在の破産制度というのは、むしろポジティブに考えても良いのではないかと思います。
これはちょっと前の話になりますが‥‥
先の衆議院議員総選挙において、初当選を果たした民主党の渡辺義彦氏が、実は自己破産の手続き中だったと言う事がわかった、というようなニュースがありました。 このニュースで問題となっているのは、破産手続きをしている事ではなく、破産手続き中であったことを隠して立候補したことが問題になっているのですが、つまり、ここで言いたい事は、たとえ破産手続き中の人であっても、国政選挙に立候補する事もできるし、もちろん当選する事もできるということなんです。
渡辺氏が立候補した詳しい動機は明らかにされていないようですが(調査不足で申し訳ございません)、渡辺氏本人によると、負債総額は約1億4000万円で、知人の借金の連帯保証人になったことや、父親の借金などが原因とのことです。 そこで、大阪地裁に自己破産の申し立てを行い、3月27日に受理されたという事ですが、別に何も悪いことをしたわけでもないし、そこには、自分が作った借金でもない保証債務のために、自己破産の手続きを選択せざるを得なかった、という事情があったようです。それはそれで大変な事ですから、渡辺氏の心中はお察しします。
この自己破産の手続きは、図らずも多重債務を抱えてしまった人々に対し、再出発の機会を与えるためにと国が用意した制度なのです。 何度も言うように、決して悪いことをしているわけではありませんので、自己破産の手続きをしたからと言って何の負い目を感じる必要もないと思います。どうか安心して、なおかつ粛々と破産手続きを進めていく事をお勧めします。それこそが、司法書士法人新宿事務所の我々職員一同の願いなのです。
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